うめきから始まる信仰 信じても、まだちょっと苦しい人へ

うめきから始まる信仰 信じても、まだちょっと苦しい人へ

(14105)
いのちのことば社

【ためし読みはこちらから】

弱さを抱えたままでいい――
生きづらく苦しかった10代に日本を飛び出した著者が、欠けのある自分をそのまま受け入れてくれた存在をとおして出会った「神の愛」。苦しみや葛藤から解放されるのではなく、そのただなかで神と出会うことを語った「たましいの片道書簡集」。

【本文抜粋】
私たちは、真実はなく物事は何でも自分の取りようだと主張するポストモダンの考えに影響されている時代に生きています。知らず知らずのうちに、私たちの信仰も自分勝手な解釈を土台としてしまっているかもしれません。内在的に人間から始まる信仰はどこか窮屈で理屈っぽいものです。何となく、そこから神様の平和は始まらない気がします。それよりも……目の前に苦悩があったとしても、神様が私の希望であると大胆に告白する信仰者として生きていきたいと思います。その生き方を通して、神様の平和は始まると信じています。

【目次】
序 文
? 塀の中のあなたに送る片道書簡
第1信 新しい自分への扉
第2信 アメリカへ
第3信 人に寄り添う愛
第4信 弱さという価値
第5信 新しい自分との出会い
第6信 誰かのための自分
第7信 新しい旅へ
第8信 牧師への道
第9信 上野公園の炊き出し集会
第10信 人との壁を超える愛
第11信 人の居場所となる教会
第12信 訂正ではなく、包み込む愛
? 「わからない」ことの中で
第1信 「試練」は喜ぶべきもの!?
第2信 愛のない者と愛のある者の違い
第3信 愛のなさから始まる愛
第4信 信仰にはいらない「こうしたらいいよ」
第5信 「うまくやろうとする」対「生かされている」
第6信 主のほうに向き直れば……
第7信 平和を望んでも平和にならない理由
第8信 時には楽しく聖書を読んでみる
第9信 「いいね」と言い合えないところにある愛
第10信 あなたが求めているのは安堵感? それとも解放感?
第11信 「神から始まる自分」を受けとめるために
? 神からあなたへの片道書簡
キリストの苦しみ
自分を捨てるとは?
見ないのに信じる信仰
マルタの行動の中にある静けさ
あとがき

著者・訳者など:中村穣
ページ数:208頁
判型:四六判
ISBN:978-4-264-04408-6

【著者プロフィール】
日本の社会になじめず、18歳のときにアメリカへ家出。
ひとりの牧師に拾われて、アメリカでの生活が始まる。紆余曲折を経ながらも大学を卒業。助けられた恩師と同じ職に就きたいと、牧師になる決意を固める。
2009年、米国のウェスレー神学大学院を卒業し、帰国。上野の森キリスト教会で宣教主事として奉仕。2014年から飯能の山キリスト教会を立ち上げ、教会カフェを始める。現在、地元の聖望学園で聖書を教えつつ、JTJ宣教神学校でキリスト教思想史哲学、クリスチャンライフ学院で霊性の神学を担当している。
著書に、『信じても苦しい人へ』『366日ディボーション 弱さと闇を照らす光』(以上、いのちのことば社)がある。

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