信じても苦しい人へ 神から始まる「新しい自分」
信じても苦しい人へ 神から始まる「新しい自分」
(14260)
いのちのことば社
神を信じたら変えられて「うまくいく」はずなのに、神を感じられない、苦しくて仕方ないという現代の信仰者へ、視点を「自分」ではなく「神」に移したとき、見えてくる一点の希望を語る。月刊「いのちのことば」の人気連載が大幅に加筆し書籍化。
目次 序 現代人の信仰―信仰の出発点はどこ? 3 Ⅰ 信じたら、うまくいく? 13 うまくいかないことから始まる信仰 14 信じたら変えられる? 19 聖書は人生の参考書? 24 賜物=できること? 28 Ⅱ “弱さ”と“闇”を差し出す 33 教会に行く理由① 礼拝に行くと逆に疲れるのはなぜ? 34 教会に行く理由② 何もできない私を神さまは愛してくれるの? 39 教会に行く理由③ 礼拝で神を感じなかったと思いながらの帰り道 44 教会に行く理由④ 謙遜な姿より大胆な信仰で! 49 ◆神にあって生きる・井上めぐみ 54 Ⅲ 「神の愛」と「人間の愛」 55 愛するために人を愛しても愛せない理由 56 「愛する」ってどういうこと? 61 愛し合うという教えを、聖書は教えていない!? 66 「人それぞれ」という価値観にある落とし穴 71 ◆へりくだりの愛・久保光彦 76 Ⅳ 心の“うめき”を見つめる 77 キリストを知ることを邪魔するものは? 78 やりがいを求めると、つらくなる!? 83 うめきをもって主のもとへ 88 私たちの信仰は揺れたほうがいい! 93 ◆素晴らしき主の恵み・山田雅香 98 Ⅴ 「ありのまま」とは何か? 99 ありのまま神学① 人間の側から見た「ありのまま」 100 ありのまま神学② 神の側から見た「ありのまま」 105 ありのまま神学③ 十字架から見た「ありのまま」 110 「自分なんてもうだめだ」とつぶやく前に 115 ◆超 越―懐の深さ・井上匡朗 120 Ⅵ 神から始める 121 なくそうとすると、罪はなくならない 122 アダムが罪を犯さなかったら、十字架は存在しないのか? 127 苦悩から真理を探求する シモーヌ・ヴェイユの神観 133 神主導の道へ 139 ◆本番はこれから・伊藤真人 144 Ⅶ 暗闇を照らす一点の光 145 “暗闇”という痛みを通して見る光 146 キリストの苦しみを与えられている喜び 151 心の隙間を見つめる勇気 156 下る信仰 161 愛されるからではたどり着けない神の愛 166 おわりに 171 装丁・本文イラスト=屋島志緒
著者・訳者など:中村穣
ページ数:176頁
判型:四六判
ISBN:978-4-264-04247-1
〈著者プロフィール〉
中村 穣(なかむら・じょう)
日本の社会になじめず、18歳のときにアメリカへ家出。
ひとりの牧師に拾われて、アメリカでの生活が始まる。紆余曲折を経ながらも大学を卒業。助けられた恩師と同じ職に就きたいと、牧師になる決意を固める。
2009年、米国のウェスレー神学大学院を卒業し、帰国。上野の森キリスト教会で宣教主事として奉仕。上野公園でホームレス伝道を16年続けている。
2014年から飯能の山キリスト教会を立ち上げ、教会カフェを始める。現在、地元の聖望学園で聖書を教えつつ、自由学園明日館でキリスト教思想史哲学の講座を担当している。