小さないのちのドアを開けて 思いがけない妊娠をめぐる6人の選択
小さないのちのドアを開けて 思いがけない妊娠をめぐる6人の選択
思いがけない妊娠に悩む女性を24時間体制で支援する「小さないのちのドア」。ここに駆け込んだ6人のケースをドキュメントまんがと現場レポートで紹介する。葛藤の中で人生の選択をしていく女性たちと、命を守ろうと奮闘する支援者の思いが迫る。支援情報付き。
【目次】
#CASE1 思いがけない妊娠 かなの選択
コラム1 妊娠の話
コラム2 避妊について
#CASE2 十三歳の妊娠 さくらの選択
コラム3 排卵について
コラム4 胎児のこと
胎児の人権宣言
#CASE3 不倫妊娠 ゆきの選択
コラム5 特別養子縁組について
コラム6 社会的養護の子ども
#CASE4 風俗妊娠 あやの選択
コラム7 妊娠・出産にかかるお金
コラム8 生活できない・住む場所がない人へ
#CASE5 妊娠中絶 はるの選択
コラム9 人工妊娠中絶術について
コラム10 虐待家庭を生まないために
#CASE6 飛び込み出産 さとみの選択
コラム11 子ども虐待と虐待死
コラム12 DVについて
著者・訳者など:永原郁子、西尾和子 共著 のだますみ 漫画
ページ数:216頁
判型:A5
ISBN:978-4-264-04287-7
永原郁子(ながはら・いくこ)
マナ助産院院長、一般社団法人小さないのちのドア代表。
1993年神戸市北区ひよどり台にてマナ助産院を開業。自然出産や子育て支援を通して地域母子保健に携わる。2000年に性教育グループ「いのち語り隊」を立ち上げ、「性を語ることは、生きることを語ること」という信念のもと年間約150カ所で講演。また2018年9月より、予期せぬ妊娠で悩む女性のために24時間相談が可能な「小さないのちのドア」をスタート、2020年12月には孤立した妊産婦が妊娠中から産後までを安心して過ごすための施設「マタニティホーム・Musubi」を開設した。
神戸大学大学院保健学研究科臨時教授なども務め、助産師の育成にも尽力する。著書『ティーンズのための命のことが分かる本』(いのちのことば社)他
小さないのちのドアHP https://door.or.jp/
西尾和子(にしお・よりこ)
小さないのちのドア施設長・保健師。
大学卒業後、行政の保健師として母子保健に従事。保健師活動を続ける中で、永原と出会い、小さないのちのドアの開設当初から携わり、現在に至る。
小さないのちのドアのテーマソングを提供しているゴスペルバンドPostmanのコーラス、マンドリン担当。牧師の妻、三人の男の子の母としても奮闘中。
のだますみ
イラストレーター、漫画家、デザイナー。
京都精華大学で日本画を学ぶ。出版社でデザイナーを務めた後フリーランスとなり、書籍の挿絵や似顔絵、装丁デザイン、漫画制作を手がける。
主な著作に『漫画 塩狩峠』『こころを整えるしあわせレシピ』(共に、いのちのことば社)等。朗読やゴスペル・平和の歌を歌う活動をしている。