神の国を生きる キリスト教生活共同体の歴史
神の国を生きる キリスト教生活共同体の歴史
(19680)
いのちのことば社
教会が制度化し世俗化していのちを失っていくとき、神は時代ごとに荒野の預言者のような生活共同体を起こされ、霊的地下水となって今も流れている。その歴史を聖書から初期教会・中世・近現代までたどり、個人主義化する現代の信仰のあり方に初めの愛を問う。
目次 はじめに 3 【聖書編】 第1章 エデンの園における共同生活|聖書の人間観と創造の目的 8 第2章 イエスと弟子たちの共同生活|神の国の福音と新しい神の民 19 第3章 初代教会における愛の交わり|聖霊が力をもって臨むとき 31 第4章 新天新地における愛の交わりの完成|エデンから新しいエルサレムへ 40 【実践編】 第5章 初期キリスト教会(1)|愛に生きる教会共同体 49 第6章 初期キリスト教会(2)|聖餐と愛餐に生きる教会共同体 58 第7章 修道院の起源|祈りと労働のリズムの回復 66 第8章 修道院制度の確立|ベネディクト修道院 75 第9章 フランシスコとフランシスコ会(小さき兄弟会) 84 第10章 ヴァルド派(リヨンの貧者)|正統と異端の間 94 第11章 べギン運動|世俗社会と修道院の間に生きる女性たち 103 第12章 共同生活兄弟会|「ディヴォツィオ・モデルナ」(新しき信心) 112 第13章 フッター派(ハッタライト)|五百年の歴史を生きる財産共同体 121 第14章 アーミッシュ|世と異なる生き方 130 第15章 モラヴィア兄弟団(ヘルンフート同胞教団)|見張りの丘の光 139 第16章 ブルーダーホフ(兄弟団)|信仰の継承と共同体の存続 148 第17章 コイノニア・ファーム|アメリカ最南部で神の国を生きる 158 第18章 リーバ・プレース・フェローシップ|都市のただ中で愛の道を歩む 167 第19章 マリア福音姉妹会|山をも動かす信仰と祈り 176 第20章 テゼ共同体|小さく貧しい和解のパン種 185 第21章 真の共同体のしるしと挫折の原因|過去をふりかえり将来を見る 194 あとがき 204
著者・訳者など:後藤敏夫
ページ数:208頁
判型:四六判
ISBN:978-4-264-04298-3