自然エネルギーが地球を救う 「脱原発」への現実的シナリオ

自然エネルギーが地球を救う 「脱原発」への現実的シナリオ

(29085)
いのちのことば社・フォレストブックス

自然災害に加え、国際紛争で「原発のリスク」が再認識された。地球温暖化による災害激化で、「化石燃料の転換」も必須の課題。そうした中で、創造の秩序にかなった再生可能エネルギーの実用化に期待が高まっている。その実現可能性を、国際的に主導する第一人者が説く。

3.11、東日本大震災関連書籍。

?目次?
 はじめに
1 東日本大震災以後のエネルギー問題
原発再稼働は必要か/自然エネルギーは高コスト?

2 エネルギー利用の変遷と可能性
エネルギー利用の歴史/ここまで来ている風力発電の可能性/こんなにある創造の恵み

3 聖書から教えられるライフスタイル
エネルギー問題の先見者 内村鑑三/資源を地域に生かしたデンマークの選択

4 持続可能社会は実現できる
世界に広がる再生可能エネルギー/脱原発への現実的シナリオ

5 風の力
そもそも「風」という現象とは?/人類の歴史と風の恵み/
風力活用 これからの可能性/暴れる風とどう付き合うか

6 水の力
そもそも「水」という存在とは?/人類の歴史と水の恵み/
水の利用 これからの可能性/暴れる水とどう付き合ううか/
〔コラム〕黒田如水の水五則

7 火の力
そもそも「火」という存在とは?/人類の歴史と火の恵み/
燃焼の活用とその変遷/これからの可能性と環境保全/暴れる火とどう付き合うか

8 地熱の力
そもそも「地熱」という存在とは?/人類の歴史と地熱の恵み/
地熱の利用 これからの可能性/暴れる地熱とどう付き合うか

9 生物の力
人類の歴史と生物の恵み/バイオマスとカーボンニュートラル/
バイオマス活用の今後/〔コラム〕森林率の高い県は?

10 海洋のエネルギー
海洋のもつエネルギーとは?/海洋エネルギーの恵み/
海洋エネルギーの活用と可能性/暴れる海洋エネルギーとどう付き合うか

11 化石燃料の利点と限界

12 核の力
そもそも核エネルギーとは/人類は核の力を管理できるのか

13 神が与えた環境を生かすエネルギーの管理とは
存亡の危機に瀕する現代文明/地下水位の低下が及ぼす影響/
世界の気温は毎年0.7度上昇/急成長する風力発電/必要なのは想像力とリーダーシップ

14 変動するエネルギー源を蓄えて使う

15 私たちは何処に行くのか、持続可能な社会を目指して
自然エネルギー100%を実現した島/日本は自然エネルギーの宝庫/
アーミッシュのコミュニティに学ぶ――奪い合いから分かち合いへ

 おわりに

著者・訳者など:牛山 泉
ページ数:224頁
判型:四六判
ISBN:978-4-264-04061

?著者プロフィール?
牛山 泉(うしやま いずみ)

1942年長野市生まれ。1971年上智大学大学院理工学研究科博士課程修了、工学博士。エネルギー変換工学を専門とし、主に風力発電など再生可能エネルギーの研究に従事。1971年より足利工業大学に勤務、1985年教授、2008年度より2期8年間学長。2018年より足利大学理事長、大学院特任教授。
現在、経済産業省(METI)および新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)洋上風力発電委員長、新エネルギー財団(NEF)風力委員長、グリーン電力認証機構委員長、日本技術史教育学会会長、適正技術フォーラム共同代表などを務める。
日本機械学会フェロー、日本風力エネルギー学会創設者・元会長、日本太陽エネルギー学会元会長。再生可能エネルギー・風力発電関連論文160編以上、著書は単著共著合わせて25冊。受賞は、文部科学大臣賞、国際協力推進協会学術奨励賞、世界風力エネルギー会議栄誉賞、国際再生可能エネルギー会議パイオニア賞ならびに功労賞、アメリカ機械学会先進技術部門功労賞、など11件。
これまで160回を超える海外の風力発電など自然エネルギー関連の学会・会議の参加と調査活動を行い、JICA国際協力機構を通じての開発途上国支援など、国内外で自然エネルギーの研究開発や利用促進に尽力するとともに、国内のローカルエネルギー調査・環境教育・町おこしのアドバイザーも務めている。

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